冬場の食中毒にご注意を!
これからの時期は、ノロウイルスによる食中毒が増えます。
ノロウイルスは、少量でも手や指、食品を介して口から入ると体内で増殖し、下痢、嘔吐、腹痛などの症状を引き起こします。子供や高齢者、免疫の低下した方は、症状が重くなることがあるので、注意が必要です。
ノロウイルスを言えば、牡蠣などの二枚貝が原因食品として思い浮かべると思いますが、原因食品を食べて感染するだけでなく、調理者がノロウイルスに感染していて、調理や配膳過程で食品が汚染され、それを食べることで感染します。ご家庭でできる予防のポイントを紹介します。
① 手洗い
特に食事前、トイレの後、調理の前後は必ず手洗いしましょう
二回繰り返すとより効果的!
② 加熱
中心温度85~90℃で90秒以上加熱して食べましょう
③ 消毒
調理器具は、洗剤などで十分に洗浄した後、熱湯(85℃以上)で1分以上加熱するか、薄めた次亜塩素酸ナトリウムに浸して消毒しましょう
また、嘔吐物や排泄物などの処理方法が適切でないと感染します。
処理する場合は、使い捨て手袋とマスクを着用しましょう。
① 嘔吐物は乾燥する前に、ペーパータオルなどで除去し、嘔吐物が付着した場所を塩素消毒液で浸すように拭きとります。
② 拭きとった嘔吐物や手袋などは、ビニール袋に入れ塩素消毒液に浸し密閉して廃棄します。
③ 処理後は、換気と手洗いをしっかり行いましょう。
ノロウイルスを正しく理解し、食中毒を防ぎましょう。
参考
政府広報オンライン 暮らしの役立つ情報
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201811/3.html)
食品安全委員会ホームページ
(https://www.fsc.go.jp/sonota/e1_norovirus.html)
全国健康保険協会 季節の健康情報
(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h25/20131024001/)