冬の味覚「せり(芹)」を楽しむ

新年が明け、寒さが一段と厳しくなる1月。冬の味覚が最も豊かになる季節でもあります。
1月は宮城県が生産量全国第1位を誇る“せり”についてご紹介します。

せりの魅力
せりは日本原産の野菜で「古事記」や「万葉集」にも記録が残っているなど、古くから食されており、「春の七草」の1つとしても親しまれています。
宮城県では、仙台せりを使った「せり鍋」が名物で、寒い冬にぴったりの温かい鍋料理です。
せりの根まで食べられるのが特徴で、爽やかな香りとシャキシャキした食感が魅力です。

栄養満点のせり
鮮やかな緑色の葉にはβ-カロテンのほか、カリウム、カルシウムなどのミネラル類が多く、骨粗鬆症予防や血圧上昇抑制作用もあると言われています。
また、血行促進や毛細血管保護作用のあるポリフェノールの一種のケルセチンを含み、かつβ-カロテンやビタミンCも含むため、それぞれの相乗効果で高い抗酸化効果が期待できます。

せりの保存方法
保存方法は湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。

この冬、せりを使ってどんな料理を作ってみたいですか?
今月の食コラムは以上です。新しい一年が豊かで健康なものでありますように。
今後とも、美味しい情報をお届けしますので、お楽しみに!

参考資料:新・野菜の便利帳 健康編