そろそろ鍋料理の出番です。(2021年12月)

寒い日が続くようになり、そろそろ鍋料理で出番ですね。白菜や長葱などの冬野菜は霜が降り甘みが増し、タラやブリは脂がのり、美味しくなってきます。

鍋料理はいろいろな食材を鍋一つで手軽に摂ることができるのでとても良い料理ではありますが、何度も器によそって食べるので量を把握しにくく、ついつい食べ過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。また最後に残った汁で作る雑炊やうどんなどを食べることで塩分の摂り過ぎにもなりがちです。

なんとなく準備するのではなく、食材の量、鍋つゆの塩分を確認してみましょう。市販の鍋つゆは1人分約3gの塩分が含まれています。厚生労働省による1日の塩分摂取目標量は、男性だと7.5g未満、女性だと6.5g未満です。1日の半分ほどの量を鍋一食で食べてしまうことになります。

おすすめの食べ方は、

1)肉や魚の量が多いと濃い味付けになりがちですので、少し量を控えめにし、旨味の多いきのこを増やす。

2)薄味に仕上げ、生姜や七味、ゆず、すだちなどで香りや酸味をプラスして満足度をあげる。

3)白いご飯と一緒に食べる。旨みたっぷりのスープで作るシメの雑炊やうどんは翌朝に食べる。

 熱々の鍋を食べて身体があたたまると同時に、食卓で鍋を囲むことで室内温度も上がります。暖房温度を下げてウォームビズも意識した冬の生活をしてみてはいかがでしょうか。