健康日本21(第三次)では、「果物摂取量の改善」を目標の一つとして掲げ、その目標値を1日あたり200gとしていますが、厚生労働省が実施した2023年の国民健康・栄養調査によると、日本人の20歳以上の1日あたりの果物摂取量の平均は約93gと報告されており、目標には届いていません。
果物200gがどのくらいかというと、中くらいのりんごなら1個、バナナなら2本、みかんなら2個程度に相当します。200gは多いからと、ジュースにしてしまうと食物繊維が減少したり、加糖されている場合は糖質の過剰摂取につながる可能性があります。また、缶詰の果物はシロップ漬けのものが多く、糖質が多く含まれるため注意が必要です。できるだけ生の果物をそのまま取り入れるようにしましょう。
果物には、ビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富に含まれており、十分に摂取することで、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸に繋がります。
果物を毎日の食事に取り入れることから始め、1日200gを目指して摂取するようにしましょう。
引用:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム健康づくりサポートネット

