春が旬!おいしい新玉ねぎをいただきましょう

 玉ねぎは年間を通して流通し、様々な料理に使用するため、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。普通の玉ねぎは、収穫後に乾燥させてから出荷しますが、3月~4月に出回る新玉ねぎは収穫後すぐに出荷します。 そのため新玉ねぎは水分が多く、普通の玉ねぎと比べあまり日持ちはしません。

 玉ねぎの独特のにおいと辛さの原因となる「硫化アリル」は、新陳代謝を活発にし、血液をサラサラにする効果があります。硫化アリルは加熱すると成分が変わってしまいますが、生食すれば硫化アリルを効率よく摂取できます。なお、硫化アリルは水溶性ですので、切った玉ねぎを水にさらすと溶け出します。

 新玉ねぎのおすすめの食べ方は、シンプルなサラダです。新玉ねぎを繊維にそって薄切りにし、お好みのドレッシングをかけるだけです。新玉ねぎは辛味が弱いので、水にはさらさずに食べてみてください。
 春限定で出回る、みずみずしく甘い新玉ねぎをぜひ味わってください。

参考:「新・野菜の便利帳おいしい編」高橋書店
   「たべもの・食育図鑑」群羊社