噛んで楽しい野菜料理

野菜料理は何かと面倒なものです。そこで楽しい野菜料理についてエピソードとともに2つ紹介します。是非ご家族で一緒にチャレンジしてみてください。

1つ目は『大根』です。
 【原産地】中央アジア 【旬】秋冬 【栄養成分】生大根はVC、ジアスターゼ(デンプン分解酵素)、アリルイソチオシアネート(辛味の成分であり揮発性精油成分)、葉の部分はカロチンとビタミン 【エピソード】下手な芝居をする役者を「大根役者」と言いますが、これは大根の成分に殺菌作用があり江戸時代に食あたりを起さないための薬草として大根が使われていたことから、下手な芝居をする役者に対して“決して当たらない”という意味で呼ばれたそうです。 【我が家のおすすめレシピ】「大根ぎょうざ」を紹介します。大根をスライスして塩を振りかけ30分ほど置き、その後水洗いをしてキッチンペーパーでしっかり水分を絞り、肉を詰め水溶き片栗粉で大根を合わせ、フライパンで焼きます。形はお好みで扇やステックにして焦げ目つけると大根が香ばしくなります。よく噛まなければいけないことと、お肉が少量しか入らないこともよろしいですね。ポン酢で歯応えのあるぎょうざをお試しください。

2つ目は『アスパラガス』です。
【原産地】紀元前古代ギリシャで栽培が始まった 【旬】春 【栄養成分】たんぱく質・ビタミン・ミネラルをバランスよく含む 【エピソード】抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に有効なカロチン、高血圧予防効果のあるルチン、貧血予防にもなる葉酸など特有の栄養成分も豊富にあります。中でもアミノ酸の一種であるアスパラギン酸は、新陳代謝を盛んにして、活力を高めるといわれており疲労回復に効果があります。 【我が家の簡単レシピ】サンドウィッチに使う野菜は胡瓜やレタスだけではありません。アスパラガスもサンドウィッチの材料になります。その名も「ロールサンド」、食パンにはマーガリンやバター、マヨネーズなど一切塗りません。魚肉ソーセージを縦に四等分して、ソーセージと交互に茹でたアスパラガスを挟み、サランラップの上で耳を切った食パンでクルクル巻きラップできっちり押さえます。アスパラガスの食感がお口の中いっぱい広がって、噛むサンドウッィチの出来上がりです。食パンを胚芽パンやライ麦パンなどにすると、さらにヘルシーで香ばしいサンドウッィチが味わえます。